山形大学は、日本初となるIR(Institutional Research)担当者を専門的に要請する履修証明プログラム「IR担当者向け実践プログラム」を提供。
毎年継続的に受講者を迎え、2025年までに計7期を実施できており、一定の評価を獲得。今後の更なる進展に向けてデジタル証明書を導入し、電子修了証発行による効率化と受講者利便性の向上を同時に実現しました。


山形大学は2020年から、日本初のIR専門履修証明プログラムを開講し、データ分析・可視化・レポーティングを体系的に学べる教育環境を提供しています。同プログラムは講義動画とリアルタイム授業を組み合わせた完全オンライン形式で、国内外から受講可能な点も特徴です。
しかし、修了証発行は紙中心で、人手・時間・郵送コストが運用負荷となっていました。国際的な学修歴デジタル化の潮流や政府によるDX推進、さらに修了生からのオープンバッジ要望を受け、Digit.inkのデジタル証明書を導入しました。業務負荷の軽減に加え、学修成果の国際的通用性と受講者の満足度向上を実現しました。

山形大学は、IR人材育成に特化した日本初の履修証明プログラム(山形大学OIRE)を提供し、学校教育法第105条に基づく「履修証明プログラム」であり、学長名による履修証明書を授与しています。また、2022年度(令和4年度)には、文部科学省「職業実践力育成プログラム」(BP)の認定を受けています。
本プログラムはすべてオンラインで提供され、オンデマンドの講義動画とリアルタイム授業を組み合わせた全国・海外から受講可能な学習環境を実現しています。
継続学習の機会も充実しており、プログラム終了後も翌年2月末まで教材へアクセスでき、翌期の授業をオブザーバー受講できます。プレゼンテーション発表会や個別指導等、米国IR教育の教授法を応用した実践的構成により、データ処理・可視化・報告スキルを体系的に養っています。


昨今、学修履歴の証明のデジタル化は国際的にも主流となっており、政策の意向としてデジタルバッジ発行が求められる場面が増加しています。さらに、修了生からもデジタル証明書の発行要望が寄せられ、早期のデジタル移行が必要とされていました。こうした状況下、我々のIR担当者養成プログラムは年間修了者数が平均10名程度と少数であるため、全学規模での導入が前提となるサービスはコスト面の制約により導入できませんでした。また、修了生には当面、紙の証明書を発行することは不可欠であるため、印刷・封入・郵送・記録管理といった従来型の作業も維持することになります。また、大学初の取組ということもあり、データ収集や管理体制の整備にも時間を要します。さらに、複数プログラムで発行するための大学のVI(ビジュアルアイデンティティ)に基づくバッジデザインガイドラインの検討など、全学での運用体制構築も不可欠となりました。

以上のような経緯を経て、年間発行数が少ないプログラムでも導入できる「少ロット・低コスト」での開始を重視しました。そこで、Digit.ink社の買い切り型モデルはリスクを抑えたスモールスタートに適しており、導入の決め手となりました。
発行業務を進める中で得た知見を活かし、現在は他学内の他プログラムへの展開も進んでいます。今後、短期学習の成果を証明する「マイクロクレデンシャル」が正規の教育課程含め進展していくことを見据え、取組を強化していきます。


デジタル証明書が急速に拡大する中、対象者が少人数である我々のプログラムでも実現可能なDigit.ink社様のサービスを導入させていただきました。我々のみならず大学にとっても初のデジタル証明書発行とあって、導入から発行までに想定以上の時間を要してしまいましたが、その間、絶え間ないサポートをご提供いただきました。また、保有するロット数を複数部署で使用して発行する際の運用方法、URL埋め込みによるリンク切れリスク回避策など、デジタル時代の証明書に求められる技術的基盤についても、迅速にご対応いただいておりますこと、この場をお借りして御礼申し上げます。今後も、Digit.ink社様と連携しながら、より効果的、効率的に発行できる仕組みや基盤整備に加え、デジタル証明書を活用した学修成果の信頼性向上と教育DXの進展に寄与する取組み推進していきます。

山形大学 学術研究院 教授(企画評価、IR担当)
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